Thursday 9th December 2004 :: 23:17
地獄の湖 by ルース・レンデル

地獄の湖
★…読了。久しぶりにレンデル節、堪能しました。
【あらすじ】信じられない幸運だった。サッカーくじで10万4千ポンド当たったのだ。マーティンは自分の人生設計も含めて、ある計画に取りかかった。だがフランチェスカの出現がすべてを狂わせた…。
★…確かにサッカーくじが当ったのは幸運。でも彼の運命を狂わせたのは、その幸運が実は自分だけの力で引き当てたものでは無かったこと。そしてそれを隠したこと…。
★…大金が転がり込んだからと気前よく「慈善」と称して大して親しくもない他人に金の提供を申し出て疎まれるマーティン。かと思うと、会計士である彼は税金逃れのためあれやこれやの策を両親と話し合ったりする。当然、突然「施し」を申し出られた相手は快く思わず、マーティンはそれが理解できない。…読者である私は、そんなマーティンが理解できないし、お近づきにもなりたくない。笑 レンデルの描くノン・シリーズものに出てくるキャラクターは、誰もが皆、どこか精神を病んでいるか純粋過ぎるか、はたまた世間を知らないか…とにかく「ふつう」の人が出てこない。そこが面白くもあり、怖くもある。
ちなみに、これもどこか同性愛的要素があったりする。「長い夜の果てに」ほどじゃないけれど。
★…次は「悪夢の宿る巣」。実は気乗りのしない飲み会だったのだけど、風邪引いたかもだ。咽喉が痛い…。










